スピーチで好感度を上げる5つの態度と話し方
入学式や卒業式のスピーチでは、話す人の態度や話し方で好感度が違ってきます。いつも会社の部下や家で話をするような話し方では、独りよがりなスピーチになってしまいます。話を聞いてくれる相手に好印象を与えるスピーチを行うために、知っておきたい5つの態度と話し方についてお伝えします。
スピーチに必要な三拍子を揃える
演壇に立ってスピーチをするときにの、話し方や立ち方によって大きく印象が変わります。スピーチの内容がどんなに良くても、相手に与える印象が悪いと聞いてもらうことができません。良いスピーチとは次の3つが揃っていることをいいます。
- 共感を呼ぶ内容のスピーチ
- 好ましい態度
- 聞き取りやすい話し方
演壇に立ったときの基本的な立ち方は、
- 背筋を伸ばして
- 肩の力を抜き
- 両足に重心を乗せる
- 前かがみにならず
- 机に手をついたりしない
という、5つの基本的なことに気をつけましょう。たまに、いらっしゃいますよね。机に両手をついて、前かがみになって話をしたり、左右に揺れながら話したりする人。その人の態度が気になって、話が入ってこないことがあります。
また、原稿にばかり目がいってしまうと、会場の雰囲気が分かりませんので、なるべくなら目線は会場全体を見渡しながら話をするようにしましょう。
表情や話し方にメリハリをつける
原稿を棒読みしては感情が入っていないため、相手の心に響くスピーチにはなりませんし、聞いている方も飽きてしまいます。そこで、スピーチをする人は、聞いている相手の関心をひきつける必要があります。- メリハリをつけて話す
- 適宜、間をとること
- 話の内容をわかりやすくする
- 表情も大切で感情を伝えるために必要です
- 口調はハッキリと明るく話す
- 早口にならないようにする
- 聞き取りやすいように話す
おじぎや礼にも気を配る
みんなの前に立つという緊張から、スピーチのことばかりを考えてしまいがちですが、最初と最後の一礼もきちんと行うようにしましょう。- あごを引いて背筋を伸ばす
- 腰から45度に曲げ二秒ほど静止し
- ゆっくり頭を上げる
失礼にならないように、気をつけるようにしましょう。
好感を持たれるスピーチの態度と話し方の5つのポイント
1.まっすぐに立つこと背筋を伸ばして真っ直ぐに立ちます。重心は、両足のかかとに置いておきます。ふらふらと左右に揺れたりしないようにします。または、腰に手を当てたり、顔や髪をいじったりしないように気をつけましょう。
2.自然な表情にする
緊張することは仕方ありませんが、なるべく自然な表情で話をできるようにしましょう。話の流れに合わせて、表情に変化を付けることで、より伝わりやすくなります。
3.礼・おじぎはきちんとする
背筋を伸ばして45度の角度で挨拶をします。背中を丸めずに、あごを突き出したりしないようにします。
4.話のメリハリと間の取り方を工夫する
ハッキリとした口調で話し、語尾も聞き取りやすいようにします。棒読みになると、聞いている人も聞き疲れてしまうため、抑揚をつけて話をしましょう。
5.マイクに顔を近づけ過ぎないようにする
マイクと口の理想の距離があります。ハンドマイクの場合には15~20cm、スタンドマイクの場合には30cmほどです。スタンドマイクの場合には、マイクに顔を近づける必要はありません。背中が丸まってしまうと、態度が悪くなってしまうので、姿勢を正しくすることのほうが大切です。