子供のインフルエンザ!予防対策と予防接種料金、風邪との見分け方
毎年、10月頃から3月頃までの期間に流行するインフルエンザ。高熱を出し、大人しい子供を見ると可哀想で「早く元気になってね」と思います。治るとうるさい!と思ってしまうことも多々ありますが・・・
インフルエンザ脳症・脳炎などの重症化になる子供も多く、予防接種を受けるようにお医者さんから言われました。
インフルエンザとは?
インフルエンザには、新型インフルエンザと季節性インフルエンザがあります。新型インフルエンザは10年~40年に1度、大流行するウイルスで、今までに人間が感染したことがないウイルスのため抗体が無く、抗体が出来るまで感染が世界各国に広がる危険性があります。
季節性インフルエンザは、毎年流行するウイルスでA型・B型・C型の3つの型に分類されます。インフルエンザ予防接種を受けることで症状を軽くすることができます。
新型と季節性インフルエンザの違い
項目 | 新型インフルエンザ | 季節性インフルエンザ |
---|---|---|
発生周期 | 10~40年に一度 | A型・B型・C型 |
ウイルス型 | 鳥や豚などに由来するA型インフルエンザ | ある程度は免疫あり |
免疫有無 | 免疫なし | |
治療薬 | 抗インフルエンザウイルス薬 | |
症状 | 発熱・せき・喉の痛み | |
感染力 | 感染力が強く、流行を引き起こす |
インフルエンザと風邪の症状に違い
項目 | インフルエンザ | かぜ |
---|---|---|
発症時期 | 冬季 | 1年中 |
原因 | インフルエンザウイルス (A型、B型) |
ライノウイルス コロナウイルス アデノウイルス |
発熱 | 急激、高い、38度以上 | 無いか、もしくは微熱 |
悪寒 | 強い | 弱い |
発熱 | 38℃以上の高熱 | 37~38℃の微熱 |
優勢症状 | 全身症状 (発熱、全身倦怠感など) |
呼吸器症状 (のどの痛み、せきなど) |
全身の疼痛 (腰痛、関節痛、筋肉痛など) |
強い | ほとんど無い |
症状の進行 | 急激 | ゆるやか |
合併症 | 気管支炎、肺炎など | 無い |
インフルエンザの感染経路
インフルエンザの感染経路は2つで、飛沫感染と接触感染があります。飛沫感染とは、くしゃみや咳などでウイルスが放出され、そのウイルスを直接吸い込むことで感染します。
接触感染とは、ドアノブなどに付いたウイルスを素手で触り、その手で目や鼻、口などを触ったり、食べ物を食べたりすることで感染します。
インフルエンザ予防対策
インフルエンザ予防接種について
2015年からワクチンに含まれるウイルス株の種類が3種類から4種類に変更になったため、製造コストが高くなり、製薬会社から病院に販売する価格が500円~1,000円仕入れ値が値上がりしました。これにより、インフルエンザ予防接種の価格も500円~1,000円高くなります。接種回数は、1歳以上13歳未満の子供は2回接種が必要になります。
接種料金は、1回目3,500円 2回目3,000円。
※料金は私の子供が接種したときの価格です。医療機関によって料金が異なりますので、確認されるといいと思います。
インフルエンザの予防方法
●外出するときにはマスクを必ずして出掛ける鼻まできちんとおおい、飛沫感染しないようにマスクと肌を密着させるようにしましょう。
●うがいと手洗いを必ず行なう
外出先から戻ってきたり、室内に入ったら、うがいと手洗いを丁寧に行ないましょう。うがいはうがい薬を使い、手洗いは石鹸で爪の間と手首まで洗い、洗い終わったらアルコール消毒をすると効果的です。
●インフルエンザ予防接種を受ける
13歳未満の子供は2回接種で料金が掛かってしまいますが、重症化や合併症を防ぐためにも予防接種をすることで症状を軽くすることができます。
まとめ
インフルエンザ予防接種は、早めに注射をしておいたほうがいいと思います。流行り始めてから医療機関にいくと、インフルエンザに掛かっている子供もおり、病院でウイルスをもらってしまうことが多いからです。流行する前に接種することで抗体もでき、流行り始めて病院が、インフルエンザの子どもたちでいっぱいになっている中、待つ必要もありません。
そして、インフルエンザは子供だけでなく大人も掛かりますから、一人感染すると家庭内感染することが多いです。
買い物にいくことができないし、子供はグズるし、旦那さんも一緒に掛かってしまったりすると、お母さんはインフルエンザなのにゆっくり休むことが出来ない状況になってしまいます。
費用は掛かってしまいますが、インフルエンザ予防接種は家族全員が受けておくことが大切だと思います。