しつけの結果を出せる子供の注意の仕方
今日は、学芸会の振替休日で学校が休みだった子供。
午前中は勉強する時間を作り、集中して勉強するようにしました。
でも、子供たちは休みで1日時間があるため、集中せずにウロウロしたり、テレビが見たいとわがままばかり言っていました。
休憩時間には、テレビを見たり、本を読んだりしていましたが、3時のおやつの時にちょっとしたことが起こりました。
急かす子供に気持ちが爆発してしまった
3時になる前から、子供はお腹が空いたからおやつが食べたいとうるさくしていました。お母さんがおやつの準備をしている間、子供は「お腹が空いたから、早く、早く」「まだぁ?」「早く食べたい!」とお母さんを急かせます。
別にお母さんがいじわるして遅くしている訳ではありませんし、おやつの準備をしているのに、なんで今日に限ってそんなにせかすのかと、だんだん腹が立ってきたのでしょう。
テーブルを「ドン!」と叩き、「今、準備しているのが分からないの!がまん出来ないなら、おやつあげません」と怒ってしまいました。
子供は怒られると思っていなかったのでしょう。びっくりして半泣き状態です。
こういうことは、どの家庭でもあることではないでしょうか。
子供に待つことを教えるのに「しつけ」は大事です。子供は、ほんの少し我慢して待っていれば、おやつが出てきた食べることができるのに「早く、早く」と言ってしまいました。
相手の気持ちになって行動すること、発言することはとても大事なことで、大人であればそれは分かります。
でも、今回はお母さんのこの行動が「叱る」のではなく「怒る」行為になってしまったのです。
母親の行動の何がいけなかったのか?
お母さんでもお父さんでも大人が怒るということは、子供にとってはとても怖いことです。「いけないことをしてしまった」という考えを通り越して、恐怖心を植え付ける結果になり、人の言うことに耳を傾けようとしません。
それは防衛本能であり、早くこの恐怖から抜け出したいと思う気持ちになります。
こうなってしまうと、子供はなぜ注意されたのか分からないまま、理解しないままになってしまいます。
どうですか?思い当たることはありませんか?
子供をしつけることは大事なことです。
でも今回のケースだと怒っただけになり、お母さんのの感情のはけ口になってしまっただけになっています。
子供を注意する時には、子供が納得するように注意しないと効果がありません。
子供の行動に腹が立ち、怒り爆発なんてことは私もよく分かります。
でも感情だけで怒っても子供には通用しませんし、子供にとっては気まずいだけで、何で怒られたのか分かっていません。
親は冷静に子供と話すこと
感情的になって怒るのではなく、子どもと一緒にきちんと話ができるようにすることです。テレビや音楽を付けていてはダメですよ。
そっちに子供は気がいってしまいますので。
「なぜ、そのような行動をとったのか?」を子供に聞きましょう。
子供に考えがあって、行動したことであればきちんと聞いてあげます。
でも、多くの場合は、何の考えもなく行動していることが大半だと思います。
そのため、なぜ、なぜと攻めるのではなく、何も考えないで行動していたのであれば、言われたお母さんの気持ちを伝えてあげます。
「早く、早く」と言われて、どう感じて、どう思ったのかを子供に話してあげます。
子供自身が嫌な思いをする経験を積んでいくことで、理解することも多いですが、まだまだ、知恵が回らずに、身勝手な行動になってしまうことは仕方ありません。
しつけの仕方を間違えないように親はしないといけません
しつけは、親のフラストレーションを爆発させることではありません。子供に「いいこと」と「悪いこと」を知ってもらうことが目的です。
学校で教えてくれる、誰かが教えてくれるという考えは、他力本願です。
親がきちんと責任を持ってしつけをすることが大切です。
ニュースでも、子供の起こす事件が多いですよね。
それは、学校が教えてくれなかったから、誰も教えてくれなかったからと事件が起きた時に親は言えません。
すべては親の責任なのです。
結果を出せる注意の叱り方をぜひ工夫して見て下さい。