小学校PTAの活動や役員・委員会の活動内容と委員決め
PTAの役員や委員決めの方法や活動内容など年度末になると気になりますよね。
学校によって、役員や委員会の人数や委員会の構成が違うと思いますが、一例として参考にして頂ければと思います。
PTA役員・委員決め
新年度になって初めての授業参観と学級懇談会の時にPTA役員や委員決めをする学校が多いです。授業参観には大勢の保護者の姿が見えますが、参観が終わって学級懇談会が始まる頃には、教室に残っている保護者はほとんどいません。
懇談会で新年度のPTA役員・委員を決めるため、やりたくない保護者は、それを避けて帰ってしまうからです。
PTA役員と委員の違い
PTA役員と委員は違います。委員は、各学年別に選ばれた各委員会の人のことをいいます。
役員は、委員の中から選ばれた選考委員によって構成される選考委員会で、次年度のPTA役員の立候補や推薦をもとに選出して決まります。
PTA役員の構成
PTA役員の構成は、- 会長1名
- 副会長2名
- 会計3名(正会計1名・副会計2名)
- 庶務3名
- 理事2名(理事は会長の推薦により選出)
任期は、それぞれ違うかも知れませんが、基本的に任期は1年です。
PTA委員の構成
PTA委員の構成と仕事内容は、- 学年学級委員…懇談会司会、懇親会など
- 成人教育委員…成人教育講演会、視察研修、図書貸出など
- 広報委員…広報誌の発行など
- 保健給食委員…給食試食会、エプロンの補修、ベルマーク運動など
- 地域委員…危険箇所点検、プール開き、交通当番など
新年度の委員決め
新1年生は入学式の後に、クラス別に集まり、委員決めを行ないます。ここで、委員決めが難航すると解散する時間が大幅に遅くなります。すべての委員が決まったクラスから解散します。
基本的に1年生から6年生の間で必ず何かしらの役員をするようになっていますので、1年生の時に何か委員を行なっておいた方が楽だと思います。
高学年になると、自分の学年だけでなく下の学年の状況なども把握して学校全体の動きを要求されます。低学年のうちに委員をすれば、その学年のことをすればいいので比較的、楽だと言えます。
2年生から5年生は、始業式の夜に学校に集まり、委員決めを行ないます。
クラス全体が、やりたくない人ばかりが集まっていると1日で終わらず、また後日、集まって委員を決めることになります。
※新学年の授業参観の時に行われる学校もあります。
PTAとは?
多くの学校では、PTA組織活動に中心的に携わる人を「PTA役員」と呼んでいます。役員は本部あるいは執行部や専門部に所属します。専門部は、学校によって、配置される分野や呼び方が異なります。
子どもたちの環境を考える部を環境部とする学校もあれば、保健安全部とるすところもあります。また学級での活動を計画する部員を、学級委員あるいは学年部員と呼ぶ場合もあります。
他にも、広報委員・保健給食委員・成人委員・地域委員など、学校によってさまざまです。
PTA活動とは?
子どもたちを取り巻く生活環境には、学校・家庭・地域があります。PTA活動とは、三者がそれぞれ役割を担い、連携して子どもたちのよりよい成長をサポートする活動です。
PTA活動は、学校教育の発展と充実に役立っています。けれども、最近ではその本質が十分理解されず、役員になることを避けたり、活動がマンネリ化したりする傾向があります。
学校内のPTA活動には、PTA組織活動や学校行事の開催・子どもの安全を確保する活動などがあります。
また、学校行事の際にお手伝いをしたり、ベルマークの集計などもあります。
PTAはやりたくない!?
子どものためとはいえ、「昼間は仕事をしているから」「習い事で忙しい」「専業主婦だからといって暇ではない」というように、役員や委員に選ばれた時の断り方を考えている人が多くいます。確かに、時間的に難しいだけでなく、それぞれの家庭の事情はあるでしょう。
しかし、最初から全く拒否してしまうのではなく、無理な時はお互いに助け合ってできることをすればよいのです。できないなら、できるようにしていくことも活動のひとつです。
それに、してみたら案外、楽しいものなんですよ。
ここだけの話、私の娘が通っている学校では、広報委員の活動が一番少なく楽で真っ先に決まります。